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 九谷焼

 雪雀図 扁壷(Y口・小型)
   《T-222》
     (化粧箱入り)
 sn-07

 本体価格 22,000円

◎カテゴリー 作家作品>中村陶志人

中村陶志人作   型成形   手描き   陶器

【中村陶志人】


石川県根上町在住 昭和24年2月生 
 伝統九谷焼工芸展入選・受賞
 創造美術展入選・受賞
 日本工芸展入選
 
 石川県九谷焼技術研修所講師
 一級技能士
 伝統工芸士
 日本工芸会正会員
 創造美術会会員

「九谷焼」

九谷の鉱山から陶石が発見されたことと、加賀藩の職人が、今の佐賀県有田町で
磁器作りの技術を学んで来たことによって、17世紀の半ば頃
九谷の地で始められたのが古九谷焼です。古九谷は加賀百万石文化の
大らかさときらびやかさを合わせ持つ、独特の力強い様式美を作り上げましたが
17世紀の終わり頃突然作られなくなってしまいました。
その後、19世紀に入ると再び九谷焼が焼かれるようになりました。
それが再興九谷です。春日山窯の木米(もくべい)風、かつての古九谷の再興を
めざした吉田屋窯、赤絵細描画の宮本窯、金襴手の永楽(えいらく)窯等
数多くの窯が現れ、それぞれ特有の画風を作り出し
九谷焼の産業としての地位を築きました。



ユニークな変形した壷に
雪降る山間の小枝に
寄り添う二羽の雀を
リアルに描いた作品です。


小さな花瓶です。
場所をとらずどこに飾っても
癒しの空間を
演出してくれる扁壷。
  扁 壷

  幅  9.5cm   奥行き  5.5cm
  高さ  11.5cm  重量  265g

二羽の雀が寒さをしのぐ様を
描いた個性的な形状の扁壷です。



冬の情景を扁壷のキャンパスに
雪中雀図で表現した作品です。


雀を描けば右にでる人は
いない中村陶志人先生の作品です。
中村陶志人先生の世界を堪能してください。

日本工芸会正会員・中村氏の手で
寒さをしのぐ二羽の雀が描かれた逸品です。
微妙な歪みや表面の凹凸が
良い味をだしている面白い扁壷です。



絶妙な構図で描かれた雪雀図は
いつまで見ていても
飽きることがありません。
ついつい見入ってしまうほど
惹き込まれる作品です。


裏面は無地です。
『雀の図』
雀は私達日本人にとって生活に密着した最も身近な鳥と言えます。
昔話や民話でも害虫を食べてくれる「益鳥」といての話しや
穀霊神的な性格づけ、報恩話等が数多くあり
各地に伝わる俗信の中でも好意的に捉えられています。
他にも「竹に雀」「稲穂に雀」に代表されるように
絵柄や家紋にも多く用いられる縁起の良い鳥なのです。 



Y字の口は変化があって味があります。

「中村陶志人」の銘