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   九谷焼

 こいのぼり飯碗
  (トムソン箱入り)

 g−33

 本体価格
  2,000円

◎カテゴリー  うつわ歳時記>春>端午の節句 
 飯碗

口径 10.8cm  高さ 5.3cm
重量 150g
 
 
晶窯(山下晶子)   型成形   手描き    磁器
「九谷焼」

九谷焼とは、石川県加賀地方で生産される陶磁器を総称した名称です。

九谷焼の歴史は明暦元年(1655年)、初代大聖寺藩主 
前田利治が領内の九谷村に後藤才次郎に命じて
九谷焼(古九谷)を築かせたのが始まりです。
しかし加賀藩歴代藩主は茶陶器には興味があったようですが
日用品としての九谷焼に関心が薄かったと考えられており
そのためか1700年頃には古九谷窯が廃窯に至ったとも言われています。
それでも瀬戸・美濃地方や京都などで陶磁器産業が
盛んになった影響を受け金沢にも陶磁器産業を振興させようと
文化3年(1806年)青木木米が
京都より招かれ金沢の春日山窯に九谷焼の窯が開窯された。
文政6年(1823年)には吉田屋伝右衛門が九谷焼の再興を願って
九谷村に九谷焼の新窯を築きました。
そのほかにも数多くの九谷焼窯が築かれ各々が独自の作品を創出してきました。
 
 
【山下晶子】

石川県生まれ
京都女子大学児童学科卒業
石川県立九焼技術研修所卒業

大学で児童文学を専攻し
ファンタスティック であったかーい絵本が大好きです。
そんな私がふだん使 いに器の中にも絵本のような遊び心
季節の風、懐かし い情景等を盛り込めたらと思い
描き始めて、早20年 がたちました。
 
 
  白磁の素地で持ちやすく
軽く仕上げた飯碗。



九谷焼の持つ伝統的な
五彩の美しさで
優しく手描きで描いています。
 


ほのぼのとした雰囲気が
絵本の一ページみたいです
  
 

見込みには柔らかな色彩で
描かれた鯉のぼり。
 
 
【五彩】
白磁や白釉陶に、赤・緑・黄・紫・青などの
明るい上絵具で文様を描いた色絵。
 
 
  器の外側には緑のお父さん鯉
ピンクのお母さん鯉
黄色の子供鯉が描かれている。



水色で雲も描かれています。



淡い色彩の絵付けが
可愛らしい飯碗です。

男の子の健やかな成長を
願って描かれた鯉のぼり。




滝をのぼり龍になって天への
伝説を可愛く「うつわ」に。
   
 
 
 
端午の節句の「うつわ」として・・・ 
 
   

「晶」窯のサイン。